営業職で無気力感になった時はアイデンティティクライシスかも

営業職をしていると思うことがある。

毎日同じようなトークの繰り返しで毎日数字を意識して、取れないことがプレッシャーになっていき、歩合給も意識し、だんだんとお客様のことが見えなくなっていく。

営業職にとって数字は絶対意識しなければならない。営業の仕事はと言われれば「数字を上げること」と答える人も多いだろう。

もちろん数字をあげれば自分の給料も上がるので頑張れば頑張るほど自分の金銭的な欲求や社会的な欲求を満たしていく。

要するに自分の欲求を満たすことと会社からのプレッシャーから逃れる事がイコールになっていく。

自分の仕事の意義を考えずに仕事をしているとそこに行き着く。

しかし、その思考でずっと働いていると急に「自分は一体なんの為に働いているのだろうか」とっ気持ちが芽生え無気力になることがある。

この無気力感を体験したことある人はわかると思うがかなり辛い。

辛いが故に早く抜け出したいと思う。

そこで取れる対応は二つ。

一つは、
「仕事だから」と割り切ってその感情に蓋をする。

もう一つは「その感情にしっかりと向き合う」

蓋をするのは簡単だ。
自分の感情を無視して、仕事だからと世間の常識を言い訳に自分と向き合うことをやめるだけ。

しかし、後者の自分の感情と向き合うのは大変。

一旦今までの自分の仕事を否定することが必要になっていく。

他人から自分のことを否定されると傷つくが、自分で自分を否定することは受け入れがたい。

しかし、自分と向き合うことで自分の本当に臨む仕事との付き合い方を見つけた時に一気に道が拓ける感覚になる。

蓋をしてもしばらくするとその蓋は緩み、また無気力感に襲われては蓋をする作業に繰り返しになるが、しっかりと向き合ったのち自分の答えを見つけた場合、そこに戻ってくるだけで気持ちも楽になる。

営業職が大変と言われているのはこういった自分との葛藤をみんな無意識に繰り返し精神的にやられていく人が多いからだと思う。

もし、今無気力感に襲われている人がいるなら、一度自分の感情としっかりと向き合ってみてはどうだろうか?